飛行機に乗り遅れたら・・・対処法まとめ [29カ国目: Russia]

人生初の飛行機乗り遅れで頼ったのは・・・

ロシアという英語がほとんど通じない国に限って、人生初の「飛行機乗り遅れ」を経験しました。
しかも、飛行機の時間勘違いと、カウンター混雑でチェックインが10分間に合わなかった、という単純ポカ。

ロシアの国内線に乗り遅れただけだし、最悪その路線だけ買い直せばいっか、と思っていたら、
「お客様は国際線と国内線を1つのパッケージとして買っているので、復路のヘルシンキ→東京も買い直しとなります。」

とExpedia電話窓口に言われ、20万円の追加出費を覚悟したのでした・・・。

シベリア航空モスクワカウンターで唯一英語のしゃべれるユゲニ君。大変お世話になりました。

なんとかせねば！
と思ったその時、最初に国際電話をかけた先が、まっこです。

海外旅行経験とともに、飛行機乗り遅れ経験も豊富なまっこに、すがる思いで過去の経験と対処法を聞きました。
仕事で編集に携わるまっこに、今日は乗り遅れのケースと対処法まとめ協力を依頼しました！
まっこが教えてくれた、3ケースをご紹介します。

過去に「地球の歩き方」の編集も手がけていたまっこ。

旅行大好きなまっこ、旅行回数も多いが飛行機乗り遅れもサンフランシスコ、ドーハ、ドバイで3回経験しています。

ケース1: サンフランシスコ → 大阪／ユナイテッド航空利用

オーバーブッキングのため翌日の便に変更。アメリカでは翌日からサマータイムがスタートするので、念のためホテルスタッフに確認したうえで腕時計を1時間遅らせた。そして翌日。

フライトの2時間前に空港に到着し、チェックインしようとすると、「その便はたった今出発しました」と言われる。

え？！そんなバカな！！ま、まさか…。

恐る恐る「いま何時ですか？！」と聞くと、なんと2時間後の時刻を告げられる。

つまり、フライト時刻。

そこでようやく時計の調整をミスったことに気付く。本来は時計を1時間進めないといけなかったのに、反対に1時間遅らせてしまったのだ。

「私のミスじゃないっ！ホテルのスタッフにまちがったことを教えられた」と、 
アメリカ流に？責任転嫁を試みる。（身振り手振りを交えて大げさに！）  

私の戯言が何とか通じたのか、無事に振り替えてもらえることに。出発時刻が迫っていたため搭乗口までダッシュ。息切れしながら乗り込んだ。嗚呼、サマータイム恐ろしや…。

教訓：
サマータイムには要注意！ 時刻は何度も確認！

対処法：
自分のせいではない理由を見つけて責任転嫁し、カウンターでゴネる（できるだけ大げさに）

結果：
フライト変更（追加課金なし）

空と田んぼのコントラストがきれい。

ケース2: ドーハ → ドバイ → 成田／エミレーツ航空利用

「地球の歩き方」の取材後、ドーハから帰国するときのこと。
まさかの大混雑でチェックインに間に合わず。

イスラム教では金・土曜が週末で、その日は木曜で休前日だったためだ・・・。

そして、振替手続きをしてもらう際に、さらなる驚愕の事実が判明。そもそも私のフライト予約が取り消されていたのだ。

取消の原因はその数日前。ドバイからドーハに飛ぶ際に、ドバイ空港で火災があってフライトが乱れていたので、予定していたエミレーツ便ではなく別のフライトを利用した。

その結果、往路（ドバイ→ドーハ）のエミレーツでのフライト記録がなくなり、復路（ドーハ→ドバイ）の予約も自動的にキャンセルされたとのこと…。

そんな仕組みになっているとは！

でもそんなん知らんしーっ！

「もとはといえば火災のせいで、私に落ち度はない！」と訴え、振替に成功。イスラム文化や航空券のしくみなど、いろいろと勉強になった…。

教訓：
イスラム教国では木夜に空港混雑の可能性あり／往復航空券で往路を利用しない（NO SHOWという）と残りすべてのフライトが取り消されてしまう！

対処法：
原因はアクシデントだと冷静に説明（≒とにかくカウンターでゴネる）

結果：
フライト変更（追加課金なし）

中央奥に霞むドバイのビル群

ケース3: （カイロ →）ドバイ → 成田／エミレーツ航空利用

カイロから帰国する際にドバイで乗り継ぎ。さんざん遊んで疲れ切っていたし、フライトまで仮眠することに。

搭乗口からは少し離れていたが、寝るのに最適な長椅子のあるエリアまで足を運ぶ。
寝過ごしては大変なので、念のため友人にアラームをセットしてもらい、夢の中へ…。zzz

「まっこ！！やばいっ 起きて！！！」と友人の声。

ねぼけながら時計を見ると、まさにフライト時間！時差を計算ミスしておりアラームは鳴らなかった。。。

ダッシュで搭乗口に向かうも、ゲートはクローズ。「もう出ちゃいましたね…」という係員の声にがっくり。

完全なる自分たちのミスなので振替もできず、チケットを買い直す羽目に。約400ドルでシンガポール航空の片道チケットを購入した。

転んでもただでは起きないぞ！とばかりに、ちゃっかりドバイ観光を楽しんでから帰った。

教訓：
寝るなら搭乗口の近くで！ そして、時差を合わせた上でアラームをセット！

対処法： 
覆水盆に返らずとあきらめ、腹をくくって楽しむ！

結果：
余分な出費となったけど、ドバイで楽しめたし、ネタもできたし、まいっか♪笑

夕日でピンクに染まる空。

以上、まっこの飛行機乗り遅れ3ケース。どれも臨場感に溢れています！

3ケース中2ケースは追加課金なしで振替に成功。

私のロシアのケースも、Expediaからは「後続の旅程も含めすべて買い直し（約20万円）」と言われ絶望にくれたものの、諦めずにシベリア航空窓口に直接連絡した結果、25ドルの変更手数料のみで振替ができたので、乗り遅れても諦めるのはまだ早いです。

どうやら航空会社や担当者ごとに、どこまでやってくれるかの細かいルールが違いすぎて、Expediaなどの代理店を通すと一旦「無理」と言われてしまうようです。
なので代理店ではなく航空会社のカウンターや電話窓口で直接交渉すること。

自分のミスでも、説明の仕方によっては追加課金なしでフライト変更可能な場合あり！すぐに諦めずにねばりましょう！！！

まっこ、寄稿ありがとう！！

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