だいたい寝落ちしてしまうのですが、起きてダイジェストを見て、朝から涙したりしています。
あの1分、1秒に、いろんなドラマが凝縮されていて、すごく感情移入します。
オリンピックと比にもならないレベルではありますが、わたしも一応スポーツをやっています。
中学では陸上部で100mハードル、高校ではバレーボール部でライトアタッカーをしていました。
中学では陸上部で100mハードル、高校ではバレーボール部でライトアタッカーをしていました。
高校のバレーボール部は、厳しい顧問の元で毎日一生懸命練習していました。
入部前の先輩の話では、休みは週2程度あるし、その割には練習内容はしっかりしていて強いチームだということでした。
先輩達は茶髪のロングヘアで、スポーツに勉強に恋愛に、高校生活を謳歌しているように見えました。
ちょうどわたしの入学した年に変わった顧問の先生が、本気を出し始めたみたいです。
どんな変化があったかというと、
・休みが減る。テスト期間を除くと休みがあっても年に数日。
・1日のなかの練習時間が増える。
・校則遵守や挨拶に厳しくなる。・休みが減る。テスト期間を除くと休みがあっても年に数日。
・1日のなかの練習時間が増える。
・新しい、バレー部独自のルールが追加される。
独自ルールは、「ショートカット」に「恋愛禁止」です。
しかも一応「自分たちの意思でそうしている」ことになる。こんな感じで会話が始まります。
先生「強豪校の部員見て、外見が自分たちと違うところあると思わんか?」
わたしたち「うーん、長袖ですか?サポーターも黒いです。」
「ちゃう。髪型はどうや。」
「短いです。」
「単なる偶然で強豪校みんな髪が短くなるか?何か意味があると思わんか?」
「思います。」
「自分たちの髪の毛はどうか?」
「長いです。」
「せっかく部活やるなら勝ちたいか?負けたいか?」
「勝ちたいです。」
「勝ってる強豪校はみんな髪ショートやな。自分らもショートにしたいか?」
「・・・・・ (なんか違和感あるけど言えない雰囲気)」
「まぁ、切りに行く時間もないやろし2ヶ月くらい待つわ」
わたしとしては楽しくスポーツができれば十分だったのに、先輩達は茶髪ロングヘアでも強かったのに、いつの間にか、
勝ちたい、髪を短くすると勝てる、だから短くしたい、
ような変な流れに持って行かれています。巧いですね。もうマインドコントロールの域です。笑
自分で言わせることがポイントで、そのために二極の選択肢を出す。
「勝ちたいか?負けたいか?」
なんて聞かれたら、「勝ちたい」、以外言えません。そして勝ちたいと口にするとほんとに勝ちたくなってくる。勝つために練習を一生懸命するようになる。そして髪もどんどん短くなる。
大人になった今でも使えそうな技ですね。笑
辛かったのが、一生懸命練習しても、報われなかったこと。とにかく、勝てなかった。弱小校。年間200戦して勝ったのは数えられるほど。
先輩5人と、わたしたちの学年5人のうち3人が辞めて7人だったので、強豪と戦うにはちょっと人数が少なすぎたのかもしれません。
毎日怒られる日々で、怒られることが怖いわたしは、アタックをミスしても、決めても、先生の顔色を伺いながらびくびくしていました。
辞めていった3人は、腰を痛めてとか、家庭の事情とか、美大受験に備えて予備校に行きたいとか、ちゃんとした理由があって辞めれることが本当にうらやましかった。
「もう先生に怒られたくないから怪我したいわ、自分が悪くなくて、あんま痛くないやつ。」
「軽く自転車に轢かれて骨折とかどう?笑」
「あ、じゃあわたし轢いたろか?笑」
って、今思えばものすごい後ろ向きで怖い会話をみんなで笑いながらしてました。
苦しい中でも笑って楽しもうとすることとか、どんなに一生懸命しても思ったほどうまくならなかった挫折とか、 そういうものをスポーツを通じて経験できた気がします。
苦しい中でも笑って楽しもうとすることとか、どんなに一生懸命しても思ったほどうまくならなかった挫折とか、 そういうものをスポーツを通じて経験できた気がします。
3畳くらいの部室でみんなで着替える。トイレットペーパーも遊び道具に。このときは部員9人 |
後輩がわらわらっと15人くらい入部してくれて、先輩が卒業すると、副キャプテンになりました。
副キャプテンというと聞こえがいいですが、同学年2人しかいない中の下手っぴな方です。
この頃は、せっかくバレーボールやるなら上手くなりたいって、
朝5時50分の電車乗って、朝練して、授業受けて、合間に早弁して、昼休みは昼練して、授業受けて、パン食べて、夕練して、買い食いして、週2塾行って、土日は練習試合で…
という、めまぐるしい日々を過ごしていました。
ただ、「授業受けて」は嘘で、ほぼ寝てました。
朝早くて体も疲れてるし眠いんです。
運動してお腹がすくからお弁当も2個食べるし、お腹いっぱいになるとまた眠い。
幸い、うちの高校は進学校の割に、”牧場”とあだ名がつくほどゆるい校風だったので助かりました。
(たまに、うっかり厳しい先生の授業で寝てしまい、チョークが飛んできたり、授業後床の雑巾がけをしたこともありました。)
牧場の件はWikipediaに載っていたと思ったのですが、削除されてますね。
牧場の件はWikipediaに載っていたと思ったのですが、削除されてますね。
母校HPにあった写真 さくらきれい http://www.osaka-c.ed.jp/senyo/index.html |
公立なのでクーラーなんてもちろんなかったのですが、夏になると
「暑くて窓を開けるとセミがうるさすぎて授業が聞こえません」(ほんとに聞こえない)
とか、
「体育館の中に鳩が住んでいて突然糞が落ちてきます」(鳩が住んでいるのはOKだが糞が困る)
「古典の授業が日本の妖怪に関する雑談で終わってしまいます」(自称”陰陽師”の古典担任)
とか、
「体育館の中に鳩が住んでいて突然糞が落ちてきます」(鳩が住んでいるのはOKだが糞が困る)
「古典の授業が日本の妖怪に関する雑談で終わってしまいます」(自称”陰陽師”の古典担任)
という問題がリアルに議論されてました。
全体にゆるいのにイベントには熱く、体育祭では「翼をください」をアップテンポに歌いながら、マイムマイムの激しい版みたいにぶつかりあいをやるのが伝統で、怪我人が続出します。
(そういえば、自称陰陽師の先生(実家は和歌山の神社)に手相を見せたら、明日死んでもおかしくないと言われたことを思い出しました。あれから10年以上経ちましたが、なんとか生きています。笑)
全体にゆるいのにイベントには熱く、体育祭では「翼をください」をアップテンポに歌いながら、マイムマイムの激しい版みたいにぶつかりあいをやるのが伝統で、怪我人が続出します。
そんなまったり母校を舞台にした、まさかの喋るだけの映画、「セトウツミ」が上映中だそうです。
(画像出典:http://www.cinemacafe.net/article/2016/02/12/37793.html) |
あかん、「けん玉」の特報映像だけでめっちゃおもろいw
「セトウツミのロケ地をめぐる」サイトまでできてる!母校まさかの観光地化!
もともと、与謝野晶子の出身校で詩歌の碑 があり、ちょっとした地元の観光スポットではありましたが、まさかのブレイクですね。
映画はザビエル公園で撮影されてるらしい。見に行きたいー!!